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ブログ・船井総研ロジ
第344回:面接来社率を高めるには
2016年5月2日
スマートフォンの普及で、以前と比べて、Web媒体やメールフォームからの応募が増えています。ネット経由やメールフォームからの応募の場合、電話での応募と比べて、面接来社率が低い傾向にあります。しかし、面接受付の対応を変更することで、その来社率も大幅に改善することができます。HRソリューションズ社の「働く意識調査」レポートによると、面接をキャンセルした理由は次のとおりです。
1.他社で採用されることが決まったため 41.3%
2.その仕事をしたくないと感じたため 23.1%
3.応募した後の連絡が遅かったため 21.0%
4.応募したときの応募先の対応に不満があったため 20.7%
5.応募先の雰囲気がよくなかったため 19.0%
6.給与など条件面に不満を感じたため 13.3%
7.その他 7.5%
8.周囲の人に反対されたため 6.2%
連絡スピードや対応方法によって、改善できる項目が多々あることがわかります。
ある運送会社では、連絡スピードを早めるために、フォームからの応募の場合、採用担当者の携帯に直接届くようにしており、遅くとも2時間以内に必ず連絡をとるようにしています。その結果、面接来社率を高められています。
また、面接参加のハードルを下げることも改善のポイントです。たとえば、多くの会社では「面接当日に履歴書を持参してください」と言っているかと思います。しかし、少しでも面接を受けるハードルを下げるために、履歴書は持参させずに当日その場で記入してもらうように変更し、来社率を高めている企業もあります。もちろん、会社としての方針もあるとは思いますが、従来の固定概念にとらわれず、面接キャンセル理由をしっかり押さえた上で対策を検討してみてください。
(船井総合研究所・河内谷庸高)
☆船井総研が運営する物流ビジネス情報サイト「http://www.ecologi.net」
※記事は16年3月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。この記事へのコメント
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