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ブログ・高橋 久美子
第308回:屋号を上に、社名は下に
2016年2月1日
今週も、新規荷主獲得のためのホームページ(HP)の作り方のポイントについて話を続けます。
突然ですが、あなたの会社の「社名」は、一目見て誰もが「運送会社だ」と認識できる社名でしょうか。「○○低温輸送」「△△緊急配送」などのように、一目で運送会社だということや、便の特性が分かるようなら、トップページには会社名を掲載するだけでOKです。
しかし、「トラスト社」「サンライズ」などのように、一目見ただけでは運送会社と明確に認識できない社名の場合は、トップページの左上に会社名ではなく「屋号」をつけて表記することをお勧めします。屋号ですから、どんな名称をつけてもいいわけです。
あなたの会社のHPを初めて訪れた人に、どのように認識してほしいかを考えて、都合のいい屋号を作ります。
例えば、私のところで制作しているHPでは「○○県トラック配車センター」などのように、その会社の地域名と「トラック配車センター」という文言を組み合わせて掲載しています。
そうすることによって、初めてHPを訪れた荷主候補に、「この会社は○○県のトラックを手配してくれる会社だ」と、認識してもらうことができるわけです。「配車センター」という屋号がついていると、個々の運送会社よりも、トラックを手配してもらえる可能性が高そうな印象を与えることができます。
ですから、他のライバル会社のHPと比較検討している場合でも、この会社に問い合わせが入る確率が高くなるというわけです。「冷蔵便配車センター」「ユニック配車センター」などのように、便の特性を付け加えるのもお勧めです。
私たち経営者にとって、会社名は特別なものです。とりわけ創業社長にとっては、思い入れの深い社名が多いことと思います。ひょっとしたら、特別な思いや理念を社名にしている人もいるかもしれません。しかし、「いま急いでいる検索客」にとっては、社名は重要ではありません。
社名は小さく一番下に、そして、分かりやすい屋号を大きく一番上に表示するようにしてみて下さい。反応率が確実に上がることでしょう。この記事へのコメント
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筆者紹介
高橋 久美子
あなたの会社が儲かっていない本当の理由
規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。
全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会 -
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