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ブログ・高橋 久美子
第324回:一時的に利益が出たときにやってはいけないこととは?
2016年5月16日
利益が出たときや、お金に余裕が出たときにやるべきことは、④借金の返済に充てる⑤セミナーや本などの自己投資をする⑥新しい仕事を獲得するための広告宣伝費(営業費用)に充てる、です。
その中でも、今回のケースのように外的要因で一時的に利益が出たときにやるべきことは④の借金の返済です。
その次にやるべきことが⑤セミナーや本などの自己投資と⑥広告宣伝ですが、⑤と⑥は、トラック20台以下の運送会社の経営者にとっては、常にやるべきこととして認識しておいて下さい。
外的要因によって利益が出たときに、なぜ借金の返済をすべきなのか? 理由は、今後の借入金返済という「固定費を減らすことができるから」です。確かに今は低金利の時代なので、借金をすべきだという人も多いと思います。
しかし、借金には、良い借金と悪い借金があります。良い借金とは、簡単に言うと「借金をすることで、お金が増える借金」のことです。通常、トラック20台以下の運送会社が抱えている車両費などの借金は、「悪い借金」にあたります。「良い借金をするためにも、悪い借金を減らしておく」必要があるのです。
そして、重要なことなので繰り返しますが、⑤自己投資と⑥広告宣伝は、常にやるべきことです。
逆に、決してやってはいけないことは、①ドライバーの給料を上げる②トラックを増車する③社員旅行に連れていく、です。その中でも、最もやってはいけないことが②の増車です。次に①の給料を上げる、です。
やってはいけない理由は、ずばり「固定費が増えるから」です。特に②の増車の場合は、 借金も増えます。しかも、「悪い借金」が増えます。この記事へのコメント
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筆者紹介
高橋 久美子
あなたの会社が儲かっていない本当の理由
規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。
全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会 -
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