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  • ブログ・川﨑 依邦

    労働審判・全面勝利体験報告(17)教育、指導で尽きない悩み

    2010年9月15日

     
     
     

     すぐに社長のところに行って、『配車リーダーは今のところ、私しか務まらないのだから、敢えて不慣れな営業職に回す必要はないのではありませんか。営業のプロを新たに雇ったほうが合理的だと思います』と進言しましたが、『人事異動が受け入れられないのなら、おまえのする仕事はないので退職してくれ』と言われました。



     さらに、『3か月以内に成果を出せない場合は何らかの処分をする』と、いきなりプレッシャーを与えられたので、そんなに自分を辞めさせたいのかと思い、裏切られた絶望感と今後への不安で目の前が真っ暗になりました。とはいえ、私には養うべき妻子がおりますので簡単に辞めるわけにはいきません。

     何とかこの辞令を前向きにとらえようとしましたが、業務内容の一覧表の業務に加えて、「ドライバーと一緒に(物流の)現場に行って長距離運送の仕事を取って来い」とか、「日曜日でも、お盆でも正月でも、業務があれば必ず業務を優先するように』『ドライバーに欠員が生じた場合はドライバーの穴埋めにも入るように」と命じられるに及んで、さすがに気持ちが折れてしまい、退職することにしました。

     2・退職に際して合意書にサインした経緯

     平成21年7月18日の午後3時30分ごろ、常務に退職する旨を通知し、午後4時に退社しました。その後すぐに社長から電話があり、「合意書を送るからすぐにサインして送り返すように。合意書にサインをするならば、解雇ということで離職票を出してやる」と言われました。

     実質的には解雇そのものではないかと内心では思いましたが、高圧的な口調で、取り付く島もありませんでした。それに、解雇ということにしてもらわないと失業給付が速やかに受けられず、私が再就職するまでに家族が路頭に迷ってしまうおそれがあるので、選択の余地はありませんでした。サインを拒否すると、受け取っていない最後の給料も支払ってもらえないのではないかという恐怖心もありました(申立人の陳述書より)

     運送業は労働集約産業である。人と人が交流し、出会い、時にはぶつかることもある。運送業を続ける限り、経営者にとって人の悩みは尽きない。

     「ドライバーをどのように教育していくか、指導していくか。こうしたことを考えると、とても息子に後を継いでくれとは言えません。苦労するのが目に見えるからです」とは、ある経営者の言である。なるほどと頷くものがある。

     
     
     
     
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  • 筆者紹介

    川﨑 依邦

    経営コンサルタント
    早稲田大学卒業後、民間会社にて人事・経理部門を担当し、昭和58年からコンサルタント業界に入る。
    63年に独立開業し、現在では『物流経営研究会』を組織。
    中小企業診断士、社会保険労務士、日本物流学会正会員などの資格保有。
    グループ会社に、輸送業務・人材サービス業務・物流コンサルティング業務事業を中心に事業展開する、プレジャーがある。

    株式会社シーエムオー
    http://www.cmo-co.com

     
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