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    経営再生物語(103)経営活性化シリーズ52

    2015年7月31日

     
     
     

     (52)無事故への取り組み 小集団活動のススメ



     小集団活動の目的は、コミュニケーション強化と安全に対する取り組みでドライバー、従業員の気持ちを一つにしていくことにある。小集団活動と一口で言っても配車の都合やそれぞれの性格などを踏まえると、なかなか実践しづらいというのが本音だが、管理者、経営者の心構えとして「まず、やってみる」「やったからには中途半端にしない」という決意が必要だ。

     小集団活動の実践継続は、安全面だけでなく労務管理面にも役立つ。なぜなら、小集団活動を切り口として個人面談などにブレークダウン(細分化)していくことができるからである。小集団活動の手順について紹介する。

     ■班長の選任
     企業の規模にもよるが、中小運送業で小集団活動をする際は2〜3チームに分かれることが多い。それぞれのチームでの班長と、チーム編成については管理者、配車責任者と相談して決定する。メンバー一人ひとりの性格や普段の仕事ぶりなどを勘案して決めてゆく。ポイントは、班長決定後の個人面談(根回し)である。事前に班長候補者に小集団ミーティング実施の趣旨と、目的を説明して協力を要請すること。

     ■全メンバーに対して小集団活動実施の目的と進め方についての説明
     班長候補者への根回しがすんだら全メンバーへ説明をする。小集団活動の進め方について説明するが、実際の進行方法は次のポイントを押さえること。
     ・テーマを決める
     小集団活動をいざ始めるにあたって、まず最初のステップはテーマを決めることである。チームごとにテーマを決めるが、どのようなテーマにするのが良いか迷う。テーマ設定は進捗確認を把握しやすいテーマを設定すると良い。例えば、燃費や車両経費、洗車回数などの数字、目で見て進捗確認できるものである。

     身近な問題、共通の問題、努力次第で解決できる問題、成果が確認できる問題、テーマが決まれば、次回のミーティングで決定したテーマに対しての進捗状況を確認する。そのために、ミーティング開催時には必ず議事録を取る。これは班長の役割である。毎回のミーティング時に、前回の議事録を確認して進めることから始めてゆく。

     事故ゼロは運送業の悲願である。見果てぬ夢でもある。しかし諦めてはならない。井戸に雪を担いで埋めていく〈担雪埋井(たんせつまいせい)〉、そのためには小集団活動の実践である。 

     
     
     
     
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  • 筆者紹介

    川﨑 依邦

    経営コンサルタント
    早稲田大学卒業後、民間会社にて人事・経理部門を担当し、昭和58年からコンサルタント業界に入る。
    63年に独立開業し、現在では『物流経営研究会』を組織。
    中小企業診断士、社会保険労務士、日本物流学会正会員などの資格保有。
    グループ会社に、輸送業務・人材サービス業務・物流コンサルティング業務事業を中心に事業展開する、プレジャーがある。

    株式会社シーエムオー
    http://www.cmo-co.com

     
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