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  • ブログ・川﨑 依邦

    経営再生物語(105)経営活性化シリーズ54

    2016年4月8日

     
     
     

     (54)数字(=結果)に強い管理者を目指す



     経営数字に強い経営管理者になるために必要な項目を整理する。P/L上の項目から意識していくと取り組みやすい。運送業の経営において出てくる数字は、なにも山ほどあるというわけではない。

     まず売り上げ(≒運賃、倉庫売り上げなど)を把握する。そして、それらを獲得するために必要な運送原価(燃料費、高速費、修繕費(タイヤ・車検)、減価償却費、労務費など)を計算して粗利を算出する。次に販管費(事務所経費、事務人件費、役員報酬、減価償却費など)がいくらかかったのかを把握して利益率を算出する。

     ここまでが、運送業を営む上で最も必要な数字であり、これらの粗利や営業利益を獲得するために日々、凌ぎを削っているのが現状である。

     自社の収益資源であるトラックの運行形態(地場、中長距離、専属車両など)は、たいていの管理者は認識しているものである。そこから利益を出すためには、どれだけの粗利が必要なのかを管理者全員で共有していく。必要粗利と現状の粗利の比較をし、目標粗利を設定する。目標粗利を実現するにはどうすれば良いか、必要な処置を考える(運賃交渉、配車改善、労務費の中身など)。

     厳しい数字、厳しい現状を目の当たりにして「これで仕方ない…」と弱気になってそのまま放置しても、やがては枯れゆく運命しかない。「どうすれば良いのか?」自社の現状に照らして打開策を考えるしかないのだ。打開策が出ればそれを必死の執念で実行していくしかない。命運を握るのは、覚悟と執念である。

     運送業の経営を難しくするのは、厳しい経営環境(労務リスク、コンプライアンス)の波が押し寄せてくる中で、それに巻き込まれて現状が見えないからである。よりシンプルに考え、動くことで事態打開を図る。

    運送業経営の基本は、売上−経費=粗利であり、この粗利をどこまで高めるか? 10%そこらで仕方ないと諦めるのではなく、20%、30%、40%を目指さなければならない。管理者は強い気持ちで取り組むしか道はない。

     
     
     
     
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  • 筆者紹介

    川﨑 依邦

    経営コンサルタント
    早稲田大学卒業後、民間会社にて人事・経理部門を担当し、昭和58年からコンサルタント業界に入る。
    63年に独立開業し、現在では『物流経営研究会』を組織。
    中小企業診断士、社会保険労務士、日本物流学会正会員などの資格保有。
    グループ会社に、輸送業務・人材サービス業務・物流コンサルティング業務事業を中心に事業展開する、プレジャーがある。

    株式会社シーエムオー
    http://www.cmo-co.com

     
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