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  • ブログ・川﨑 依邦

    経営再生物語(106)経営活性化シリーズ55

    2016年4月15日

     
     
     

     (55)日々収支把握によってスピード経営をする



     中小運送業が、この厳しい局面において売り上げアップを図るためには、営業活動が何よりも大切だが、それらの活動の成果(売り上げ・利益)を日々、目に見える形で把握することが大切である。会社の収益状況を社長だけでなく、管理者、営業責任者、社内メンバー全員が共有することで、経営参画意識を高める効果を発揮する。

     中小運送会社であれば、配車が業績の命運を握るといっても過言ではない。保有している車両を最大限に活用して、いかに効率良く経費を抑えながら売り上げを上げて利益を残すかが求められるのである。

     そうしたことを踏まえて、日々の収支をどのように把握していくかを紹介する。

     ?車両ごとの運賃と走行距離を日々把握する
    運転日報で走行距離を確認する。車両ごとに1日に、どれだけの運賃を獲得したのかを概算でも良いので確認する。

     ?運賃から経費を差し引いて車両ごとの利益を把握する

     ?で確認した走行距離から、あらかじめ設定しておいた平均燃費で燃料費を算出する。
     例えば、?燃費3??/リッターあたり?と設定しておいたとすると、200??の走行距離があった場合は、?200??÷3=66?…66?の軽油を消費したと概算で仮定する。購入している軽油単価を掛け算すると燃料費が算出できるのである。

     経費項目は、「燃料費・高速代・償却費・車両保険・修繕費・人件費」が主である。修繕費については、あらかじめ固定化しておくことである。前年実績を参考にして年間の修繕費を算出してから、1か月単位・日当たりの額まで算出しておく。これらの経費を差し引いた利益が粗利ということになるのである。

     この利益を日々把握することで、自社の目標とする車単位粗利額・粗利率目標を設定していく。日々、目標に対する実績がどうだったかを把握し、車両ごとの収支をキロ単価・一運行あたりの単価まで算出していく。配車組み合わせの効率はどうだったのか? もっと経費を抑えて売り上げを上げるために帰り便を効率良く拾えないか? 配車責任者の勘と経験だけでなく、数字も交えて、より利益を追い求める日々ミーティングの実践を継続することが、売り上げ・利益を伸ばすために大切である。

     日々収支の把握によって経営数字の大切さを学ぶことである。学びを即行動に移す。日々収支のマイナス原因を分析し、どのようにしてプラスにしていくか、すぐ手を打つことである。日々収支の把握はスピード経営の実践である。すぐやる、できるまでやるとの気迫を即行につなげていく。即行とは気づいたらすぐやることである。日々収支の把握によってスピード経営を実現していく。

     
     
     
     
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  • 筆者紹介

    川﨑 依邦

    経営コンサルタント
    早稲田大学卒業後、民間会社にて人事・経理部門を担当し、昭和58年からコンサルタント業界に入る。
    63年に独立開業し、現在では『物流経営研究会』を組織。
    中小企業診断士、社会保険労務士、日本物流学会正会員などの資格保有。
    グループ会社に、輸送業務・人材サービス業務・物流コンサルティング業務事業を中心に事業展開する、プレジャーがある。

    株式会社シーエムオー
    http://www.cmo-co.com

     
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