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  • ブログ・川﨑 依邦

    経営再生物語(269)個人面談

    2019年11月25日

     
     
     

     1.職場風土の改革︱個人面談シート(定期的な個人面談)事例と物流品質評価表の活用

     

     A社の職場風土の改革︱物流品質評価表の活用

     個人面談シート(定期的な個人面談)事例の活用によって物流品質レベルを上げていく。その上で物流品質評価表を活用していく。配車協力姿勢や5S、会社協力姿勢、事故・クレーム、コスト(燃費・修繕)について評価していく。本人がまず評価する。続いて現場リーダー、配車担当者、統括責任者が評価していく。評価理由を記入して社長に提出し、社長が最終評価する。本人とのギャップについては、フィードバックしていく。フィードバックの場として個人面談を活用していく。100点満点である。下位者については、社長自らが個人面談することとしている。

     物流品質評価表の査定期間は1か月単位である。6か月を累計して、上位者は公表し社長賞として表彰していく。主観的な評価にならないように、できるだけ客観的に具体的数値に基づいて行うようにする。

     配車協力姿勢については、配車指示に従っているか(配車日報で確認する)、当日欠勤の有無はどうかなど、きっちりとチェックしていく。

     5Sについてはトイレ清掃の回数や5Sチェックシートの点数によって評価する。会社協力姿勢は安全会議やバーベキュー大会(BQ大会)の出席有無によって判定している。事故・クレームは件数と内容について評価している。コストは対前年値、対目標値との比較によって行っている。物流品質評価表を職場風土に根付かせていくことである。単に形式的なものであってはならない。そこで風通しを良くしていく上で、個人面談シート(定期的な個人面談)事例を活用する。

     しっかり頑張っているかどうか、努力しているかどうか。物流品質評価表を活用していく。

     職場風土の改革は、社長の号令だけで成し遂げられるものではない。現場の力を引きずり出していくことである。やる気を高めていくには、職場風土が明るく、生き生きとしていなくてはならない。現状を変えていこうとするエネルギーを発揮していくことである。個人面談と物流品質評価表は、職場を変えていくエネルギーの源泉であり、物流品質向上のキメ手である。

     
     
     
     

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  • 筆者紹介

    川﨑 依邦

    経営コンサルタント
    早稲田大学卒業後、民間会社にて人事・経理部門を担当し、昭和58年からコンサルタント業界に入る。
    63年に独立開業し、現在では『物流経営研究会』を組織。
    中小企業診断士、社会保険労務士、日本物流学会正会員などの資格保有。
    グループ会社に、輸送業務・人材サービス業務・物流コンサルティング業務事業を中心に事業展開する、プレジャーがある。

    株式会社シーエムオー
    http://www.cmo-co.com

     
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