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  • ブログ・野口 誠一

    第12回:倒産の前触れ第7条/新製品が売れなくなったとき

    2004年2月7日

     
     
     

     倒産の前ぶれ15カ条の第7条は、新製品が売れなくなったときである。
     これは当たり前すぎて解説すら要しまい。自社の主力たる新製品が売れなくなったら、大企業、中小企業にかかわらず、大きく倒産に近づいたことを意味する。問題は、次なる新製品を切れ目なく市場に投入していけるかどうか、すなわち製品開発力にかかっている。
     どんなにすぐれた商品にもライフサイクルがあり、ピークを過ぎれば売れなくなっていく。
    まして今は多様な価値観を反映してピークは低く、ライフサイクルも極端に短くなっている。その好例がユニクロであろう。人件費の安い中国で大量生産し、価格破壊を続けながら「ユニクロ現象」を巻き起こしたファーストリテイリングも、売上高の減少に歯止めがかからず、ついに社長交代を余儀なくされた。


     規格大量生産の時代は決定的に過ぎたと言っていい。それを象徴するのが「心の豊かさ」「スローライフ」「癒やし系」 などのキーワードであろう。そんな画一性に背を向けた価値観が横行する時代にあって、企業はどのように投入していけばいいのか。これは死活問題であろう。
     ただ、方向だけははっきりしている。売れ行きのピークが低くても利益の上がる新商品、ライフサイクルが短くても利益の上がる新商品を次々に開発し、それを逐次的に市場へ投入していくことである。と、口では簡単に言えるが、それは限りなく至難に近いワザであろう。が、そこを突破しない限り、生き残りは難しい。少なくとも、主力商品がピークを過ぎる前に、次なる新商品を開発しておかないと危険である。それが年間倒産2万件、30分足らずの間に1社ずつ倒産していく時代の現実である。そして、この企業受難の時代は当分続く。

     
     
     
     
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  • 筆者紹介

    野口 誠一

    八起会 会長
    株式会社ノグチプランニング 代表取締役

    昭和5年 東京生まれ、日本大学卒業。
    昭和31年 25歳で玩具メーカーを設立し、従業員5名・月商150万円でスタート。 わずか5年で従業員100人・年商12億円を売り上げるまでに成長させる。
    しかし、ドルショックと放漫経営がたたり、昭和52年に倒産。自宅や工場などの全資産を処分して負債を処理し、会社を畳む。
    翌53年、倒産経験者同士が助け合う倒産者の会設立を呼び掛け、『八起会』を設立。
    弁護士や税理士、再起に成功した会員らが無料で電話相談に乗る『倒産110番』を開設。
    再起・整理などの実務的なアドバイスや経験談を交えた人生相談を無料で奉仕している。
    昭和59年 株式会社ノグチプランニングを設立し、再起をはかり、執筆活動や全国各地で講演活動を展開している。
    平成28年2月18日 東京都内の病院にて逝去、享年85歳。

    電話番号:03-3835-9510(倒産110番)
    HP:http://yaoki.html.xdomain.jp/

     
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