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ブログ・野口 誠一
第292回:皆に支えられ再始動
2010年11月5日
八起会へ電話を入れた私に、野口会長は「次回の勉強会はいついつだから、一度いらしてみたら」と誘ってくださいました。当時は私も相談相手がほしい、経営について学びたい、そういう気持ちのときでしたので、喜んで参加させていただきました。そして野口会長にお会いして、私はいっぺんに会長が好きになりました。八起会はなんていい会なんだろう、そんな気持ちで昭和54年から現在に至っております。
私が今日あるのは八起会のおかげです。野口会長のおかげです。昭和55年2月に倒産しましたが、八起会会員として、野口会長から受けた指導がいかに大きかったか、筆舌に尽くせません。その指導のもと、私は1年365日、真面目に、陰日向なく一生懸命働きました。おかげさまでたくさんのお得意さまの応援を受けて、平成元年1月にいまの会社を設立しました。
私は倒産したとき、2度と会社の経営にはたずさわるまいと心に決めていました。倒産というのはそれほどに辛い、厳しい現実なのです。自分の失敗で一文なしになるのは仕方ありませんが、債権者に迷惑をかけた事実は一生消えません。それが辛いのです。
ところが、たくさんのお得意さまから、法人化したほうが取引しやすい、発注しやすいと説得され、やむなく会社を設立しました。2度目の経営です。倒産から10年が経過していました。1度失敗しただけに、私はまったく経営に自信がありませんでした。ところがそれがうまくいったのです。
現在も会社は無借金経営です。思うに、月に1度の八起会の勉強会が、いつの間にか私に経営力をつけてくれていたのです。私が今日あるのは八起会のおかげです。会員のみなさま、顧問の先生方、私は感謝の気持ちでいっぱいです。終わります。この記事へのコメント
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筆者紹介
野口 誠一
八起会 会長
株式会社ノグチプランニング 代表取締役
昭和5年 東京生まれ、日本大学卒業。
昭和31年 25歳で玩具メーカーを設立し、従業員5名・月商150万円でスタート。 わずか5年で従業員100人・年商12億円を売り上げるまでに成長させる。
しかし、ドルショックと放漫経営がたたり、昭和52年に倒産。自宅や工場などの全資産を処分して負債を処理し、会社を畳む。
翌53年、倒産経験者同士が助け合う倒産者の会設立を呼び掛け、『八起会』を設立。
弁護士や税理士、再起に成功した会員らが無料で電話相談に乗る『倒産110番』を開設。
再起・整理などの実務的なアドバイスや経験談を交えた人生相談を無料で奉仕している。
昭和59年 株式会社ノグチプランニングを設立し、再起をはかり、執筆活動や全国各地で講演活動を展開している。
平成28年2月18日 東京都内の病院にて逝去、享年85歳。
HP:https://yaokikai.com -
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