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ブログ・鈴木 邦成
第571回:『入門 物流(倉庫)作業の標準化』を上梓しました
2020年4月18日
『入門 物流(倉庫)作業の標準化』(鈴木邦成著、日刊工業新聞社)を上梓しました。
工場、倉庫、物流センターのさまざまな作業手順や作業ツールなどの標準化を推進することで、作業プロセスの品質を一定以上に保つことが可能になります。
しかし、出荷、検品、ピッキングなどの物流工程は、生産工程とは異なり、工場にとっては副次的な位置付けで、そのため重要性は十分に認識されてきませんでした。
ところが近年、外国人労働者、高齢者、女性などの従来とは異なる質の異なる作業者が増えてきたことで物流プロセスがネック工程とならないようにより一層の標準化を進める必要が出てきました。
検品やピッキングなどを作業手順に基づいて行い、「作業者によって時間や手順が異なる」といった仕事量のバラツキをなくし、均一的な物流品質を高いレベルで保つことが重視され始めているのです。
標準化・平準化はさまざまな分野で行われていますが、物流工程についても各作業者間で発生するバラつきを最小限に抑えることが可能になります。
標準化を進めることで工場における入荷、ピッキング、仕分け、梱包、出荷といった一連の物流工程の平準化が可能になります。
そこで本書では物流工程の一連のプロセスに沿って、作業標準化への流れを現場改善の視点をふまえてわかりやすく解説します。書籍としてはコンパクトですが類書のない試みで試行錯誤や執筆に相当な時間をかけました。
ご興味のある方に一読をお勧めします。
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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