拙著『現場の「困った！」を解消する　基礎からわかる物流現場改善』（鈴木邦成著、日刊工業新聞社）が近日、発売になります。

物流現場はしっかりとカイゼン活動を行えば、製造業にとっての大きな強みとなります。

実際、物流部門の最適化を念頭に、コスト削減や効率化を推進する企業が増えてきました。

しかしその一方で「物流コストの上昇も気になるので、なるべくおカネをかけずに物流の現場改善を行いたい」というニーズは大きくなっています。

大がかりなマテハン（物流関連）機器を導入したり、情報システムの刷新を図ったりするのではなく、まずは現場で創意工夫を凝らして物流改善を行いたいというわけです。たとえば、物流ツールをこれまで以上に効率的に活用したり、荷姿を工夫にしたりすることで物流コストも物流効率も大きく変わってくることになります。

そこで本書ではそうした「コストをかけずにすぐできる物流現場改善」のニーズに対応すべく、おカネを使わずに頭を使って解決する現場改善の事例を集めてみました。

なお本書は発売以来、好評を博して増刷を繰り返している『事例に学ぶ物流現場改善』（２０１７年）の姉妹書となります。

通勤・通学、現場でのちょっとした空き時間などの際にも手軽に内容が理解できるようにハンディタイプで、各章のそれぞれの項目が見開きで完結するように構成しました。左ページに「改善前」、右ページに「改善後」がそれぞれイラスト、図表が解説文とともに紹介されています。

本書を手にすることで、物流のちょっとした現場改善の窓が読者の目に大きく見開かれることを祈ってやみません。

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