早いもので今年も残り一か月を切ってしまいました。２００８年は皆様にとってどのような年だったでしょうか？
残り僅かの２００８年
　サブプライム問題、原油高騰、リーマンショックなどのネガティブな影響もあり、２００８年は物流業界にとっても決して明るい年とはいえませんでした。来年こそよい年となることを願いながら、年末の忙しさを乗り越えたいと思います。
厳しい経済環境と物流業界の人材
　経済不況の影響もあり、新卒予定者の就職活動も厳しい状況が続いているようです。内定取り消しが続出したとの報道もありました。しかし長期的には物流業界には優秀な人材が必要です。不況の中では人材の採用が難しいということも多々あるとは思いますが、明日を担う物流人の確保も重要な課題です。
　物流業界に身を置く以上、物流に興味があり、物流が好きであることは欠かせないでしょう。ただし、物流業界に限らず、近年のビジネス環境を幅広く見ていると、語学力とパソコンのスキルは必須に思えます。物流業界においても英語や中国語ができることで国際舞台で活躍するなど、各自の可能性は広がるでしょう。外資系企業との折衝や中国での物流ビジネスの構築など、語学力があれば自らのロジスティクス・キャリアを有利に展開できる可能性が大きく広がることになるでしょう。
　また、ビジネスプレゼンテーションの際などにパソコンのスキルを求められる機会もあるでしょう。パソコンスキルに加えて、物流関連のソフトウエアにも詳しければ、新たなるビジネス提案が可能になるケースも出てくるでしょう。
　物流についての基礎知識、専門知識、実務能力に加え、語学力、パソコン力、ビジネスマナーなど、さまざまな知識・能力がこれからの物流人には望まれるわけです。