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  • ブログ・鈴木 邦成

    戦略的なリデュースをビジネスモデルに!

    2008年12月11日

     
     
     

    忘年会のルーツ
     忘年会のルーツともいえる「年忘れ」の概念は鎌倉時代にまで遡れるそうです。欧米諸国では12月というとクリスマスというイメージが強くなるようですが、日本では忘年会のイメージが強いように思えます。ただし今年は忘年会も経済低迷などの影響もあり、節約傾向が強まっているようです。
    「節約」を踏まえたビジネスモデルの構築を!
     経済がこれだけ低迷すると、逆に「節約」が新しいビジネストレンドに組み込まれてくるのではないでしょうか?
     実際、リデュースなどの重要性は年々、高まっています。生産などにおけるムダを排除し、環境負荷を徹底的に低減させることが大きなトレンドとなっているのです。
    リデュースの重要性
     リデュースを進めることで包装材などの廃棄物が減少するだけではなく、動脈、静脈、双方の物流において積載効率、保管効率などの向上が期待できます。
     リデュースに成功するということは環境負荷の低下と物流コストの削減を同時に満たすことになるわけです。ちなみにリデュースの基本項目としては以下のものがあげられます。
    (1)軽量化、薄肉化、小型化の推進
    (2)詰め替え化
    (3)簡易包装
    (4)易リサイクル化
     その他にも、たとえば、再生材を用いた包装材の使用、包装物の重量軽減など、さまざまな可能性が考えられます。 
     リデュースを戦略的に推進することで物流効率のさらなる向上を実現しつつ、環境負荷の低減も効果的に行えるのです。
    来年の構想を!
     ところで冒頭のトピックに戻りますが、たんに年を忘れるというだけではなく、今年を振り返るということも大切でしょう。今年を振り返り、その反省を来年の活動に生かしていくべきでしょう。年末の忙しさに追われつつも来年の構想も練っていきたいところです。

     
     
     
     

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  • 筆者紹介

    鈴木 邦成

    物流エコノミスト・日本大学教授
    国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
    欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
    国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。

     
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