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ブログ・鈴木 邦成
産業廃棄物の全体量
2011年8月15日
猛暑継続
相変わらず暑い毎日が続きます。
帰省された方も多いと思いますが、本日がUターンラッシュのピークのようです。
産業廃棄物の排出量
わが国の産業廃棄物の総排出量はバブル期以降の排出量の推移をみると、年横ばいの状況が続いています。
種類別の排出量をみると汚泥、動物のふん尿、がれき類、鉱さい、ばいじん、金属くず、廃プラスチック、木くずなどが主要排出物となっています。
なお、産業廃棄物を排出する廃棄物排出事業者としては、製造業はもとより、流通業、金融業、サービス業など、さまざまな産業の企業があげられます。
莫大な産業廃棄物の全体量をいかにさらに低減させつつ、適切に処理していくかということがこれからの大きなポイントとなってくでしょう。
廃棄物の処理内容については、「使えないから処分する」という考え方から「資源を再利用、再使用するために適正な処理を行う」という方向に移行してきています。
循環型社会形成推進基本法では対象物の有価、無価に関係なく「廃棄物等」としてとらえ、適正な資源循環を図ることが念頭に置かれています。
そしてその施策の基本理念として排出者責任と拡大生産者責任という考え方を両軸に産業廃棄物の低減、適正処理が進められているのです。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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