皆さんこんにちは、日本事故防止推進機構（ＪＡＰＰＡ）理事長の上西一美です。私が代表を務めるディ・クリエイトの商品に「法定１２項目動画配信サービス」があります。これは、指導指針１２項目のテーマに沿って、プロ講師が解説する動画を毎月１テーマずつ４本の動画を配信するというものです。ダウンロードできますので安全会議で使うだけではなく、点呼場で使う、個々に見せるなど、企業様によって自由な運用が可能です。

このサービスが４月からｅラーニングでも視聴できるようになり、お陰様で導入企業は５００社、ｅラーニングのＩＤも３７００人となりました。

この商談でたまに言われるのが、「１２項目は内製化しているので外部コンテンツは必要ない」という意見です。もちろん内製化は素晴らしいことです。しかし、交通事故は、セミナーを実施したり、このコンテンツも見せたりするだけではなくなりません。「学んだことをいかに浸透させ、それを企業文化にするか」がポイントです。

にもかかわらず、「毎月研修を実施しているから大丈夫」と思い込んでいる経営者様や管理者様が多いので、教育しても交通事故がなくならないのです。

研修や教育はスタートであり、ゴールではありません。「教えたことをいかに定着させるか」が大切で、定着させるためには日々の点呼などでの声掛けが重要です。

教育内製化の準備に、ある運行管理者さんは３日かかると言っていました。であれば、コンテンツやセミナーは外注し、その時間を運転者と接する時間に使った方が交通事故は減ります。さらに点呼などで接する機会を増やすと信頼関係も上がり、離職率低下にもつながります。ぜひそこに注力し、事故をなくす企業文化を創造して下さい。