皆さん、こんにちは！　交通事故防止コンサルタントの上西です。

私が理事長を務める一般社団法人日本事故推進機構（ＪＡＰＰＡ）では毎月、会員の皆様にドラレコ映像による動画研修資料を配布させて頂いております。

今月は、ウイング車がウイングを開けたまま走行してしまう事故映像を取り上げました。このような事故は、顧問先でもたまに耳にします。

私は大阪にいる時には、早朝に事務所へ行き、仕事をしてから出発するのですが、先日、こんなことが起きました。その日は、朝の６時２０分にタクシーを呼んでいたので、５時から事務所で仕事をしていました。ところが、予約を頼んだタクシー会社から６時に電話がかかり、タクシーが到着したというのです。「予約が６時になっている」というのがタクシー会社の主張でしたが、そんな議論をしても始まらないので、慌てて作業をしていたパソコンを閉じ、出発しました。

ところが、新幹線に乗って仕事をしようと思い、パソコンを取り出そうとすると…なんとパソコンが鞄に入っていません。

実は、事務所にパソコンを置いてきたのです。講師人生１５年で初めての出来事でした。私のセミナーをご存じの方は、映像がないとセミナーにならないのは想像がつくと思います。実は、日ごろは、必ず事務所のエレベーターに乗ったら鞄の中にパソコンとバッテリーが入っているか確認する習慣があったのですが、慌てて、それもしていなかったのです。

人間はイレギュラーに弱いものです。このウイング車の運転者に何があったのかは分かりませんが、たぶん、イレギュラーな出来事があったと思います。

例えば、急な電話とか…まずは、このような映像を見て、自分にはこんなミスは考えられないと決め付けないことが大事で、このような事故を自分事として捉え、自分にも起こる事だと捉えて下さい。

ちなみに、私は１５年間、万一の時のためにパソコンは２つ持ち歩いていたので、１５年間で初めて予備のパソコンを使い、セミナーができないという大事故は回避できました。