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    岡山県ト協・自動車運転練習場 大型対応コースが完成

    2009年6月4日

     
     
     

     新大型車に対応するコース整備など、リニューアル工事を進めていた岡山ト協所有の自動車運転練習場(岡山市)がこのほど完成。当初は構内に配置する練習用の大型トラックを中古車で対応することにしていたが、環境対策を進める業界団体の立場も考慮して新車導入へと方針を変更させたことで、備え付けの練習用トラックを使った本格的なカリキュラムの開始は8月末にズレ込む見通し。完成を祝う式典も同時期をめどに実施することにしている。


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     本格稼働は少し先となるものの、新しい練習コースが出来上がったことで5月21日、利用料金や支援策を含めた会員向けサポートの内容、また実際の運用に向けての課題などを話し合うために自動車運転練習場運営検討小委員会(大久保俊充委員長)を開催。会議に先立ち、大久保委員長は「料金体系の根拠を明確に示すことが大前提であり、そのうえで会員利用をいかに高めるかが最大のテーマ」などと話した。
     会議では、免許取得に向けた支援事業で先行する神奈川ト協や埼玉ト協の例なども踏まえながら、「練習場を利用した後に免許センターの大型・中型・けん引免許試験に合格し、免許を取得した場合」に練習場利用料の2分の1を補助する案について説明。助成の限度額は大型15万円、中型とけん引がそれぞれ10万円で、1会員事業所当たり50万円としている。
     中型・けん引などの利用料金を据え置く一方、新設する大型料金は備え付けの車両を使った練習コース走行が1時間3000円(一般5700円)、持ち込みの場合は会員限定で同900円。また、会員事業所に所属するドライバー向けのサービスメニューとして「通いコース」を設定し、大型の仮免を取るための「場内練習3日間」が4万3700円、仮免取得後に利用する「一般路上練習5日間」は4万8300円。
     それぞれ添乗指導などに加え、仮免をめざす3日間コースでは本番に備えて試験場コースを歩きながらのポイント指導も盛り込まれている。同委員会では新しい練習コースとカリキュラムをフル活用することで、会員事業所ドライバーらの「一発試験での大型一種免許取得」をめざしたい考えだ。
     同日の会議では「補助ブレーキのない持ちこみ車両と接触事故などが発生した場合も考慮して、対物などの保険対応を確認しておく必要がある」「インターネット予約などの充実化も大切」といった課題も示され、サービスの本格開始までに体制を整えていくことを確認した。(長尾和仁記者)

     
     
     
     
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