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    「低コスト」「軽量」「維持管理不要」コケで屋上緑化 

    2009年7月6日

     
     
     

     地球温暖化やコスト削減対策のひとつとして、屋上緑化が脚光を浴びている。その中でも、「初期投資額・ランニングコストの低減」「軽量」「維持管理が不要」という3つのメリットを持つのがコケ(苔)による屋上緑化だ。


    moss07062.jpg
    真夏日が続いても枯れることはないという
     コケ植物には根っこがなく、物体全体で雨や大気から栄養を取り込む。そのため、生育する際の土は不要で、水を与えるための設備も整備しなくて済む。初期投資の費用を大幅に抑えることができる上、建物の耐荷重の条件もクリアできる(重量は1平方mあたり約2.5kg)。
     また、コケは自然の環境だけで育つため、設置後の維持管理も不要だ。水や肥料を与える手間もかからず、刈り込み作業も不要。真夏日が続いても枯れることはないという。
     導入効果としては、他の屋上緑化と同様に、断熱効果で夏には室内の温度上昇を抑制し、冬は暖気が外に出るのを防ぐ。ある工場で行った結果では、セッパン屋根の裏面部分は施工前に比べて平均で3.6℃低下。また、日照時間帯別(9時~17時)では11.5℃低下した。
     このコケによる屋上緑化を、第一人者として推進しているのがモスワールド(東京都中央区)だ。同社によると、コケへの注目の高まりとともに施工件数も増加しており、平成19年は5250平方mだったのが、同20年には14230平方mと約3倍弱の伸びを見せたという。
     価格は、生育したコケが固定されている「ニュー・モスインティー・グロウ」は500mm×1000mmで1枚6400円。マットに種をまいた状態の「ニュー・モスインティー」は同5400円。施工も簡単で、屋上面ではマット状になっているものを接着剤で固定していくだけ。施工も簡単だ。
     また、倉庫・物流センターに多く用いられている金属製の「セッパン屋根」向けに「セッパン屋根メッシュパネルシステム」も提供しており、数千平方m規模の施設に対応している。同社のHPは、http://www2.big.or.jp/~moscatch/

     
     
     
     
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