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    国土緑化 観葉植物のレンタル事業をFC展開

    2009年11月11日

     
     
     

     「これほど運送業にマッチするサイドビジネスはない」ー。
    そう断言するのは、緑のレンタル『グリーンポケット』をフランチャイズ(FC)展開する国土緑化(東京都江戸川区)の天野文裕氏。「物流事業者の皆さんが持つ既存の資産をフル活用できる安定ビジネス」という同事業について話を聞いた。


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     『グリーンポケット』とは、オフィスや病院、家庭などに観葉植物などの草花をレンタルするビジネス。観葉植物はオフィスの玄関や応接室などでよく見かけるものだが、ストレス社会が常態化していることもあり、「心の癒し」を求めてニーズが高まっているという。
     観葉植物のレンタル市場は推定500ー600億円とされているが、ガーデニングブームや屋上緑化の法制化などが追い風となり、右肩上がりで成長中。古くからありそうなビジネスだが、意外にもチェーン展開している大手資本はなく、FC化に成功しているのは業界で唯一同社のみ。現在、全国に直営店3店舗、FC54店舗で展開している。
     事業内容はシンプル。契約してもらえる企業を営業で開拓し、植物を配送し設置。2週間に1回程度は交換やメンテナンスでも訪問する。レンタル料はサイズによって異なるが、Lサイズで月3150円、Sサイズが同525円。植物の仕入れ原価はレンタル料の2ー3倍程度で、平均寿命は1年。顧客と契約を結んだ段階でFC本部へ商品を発注する仕組みのため、在庫ロスも発生しない。
    1111a.jpg 粗利益率は85%。平均営業利益率も60%以上と高収益性を実現。驚くべきことに継続率が98%以上と解約をほとんどされない。このため、「急激な売上変動が起きず、不良債権も発生しづらい」とし、この不況下でも、「ほとんど影響がない」そう。「わずかな額なので、やめたところでコスト削減にはあまり寄与しないことと、緑がなくなり殺伐としたオフィスになることを経営者が嫌がる」からだという。
     開業資金は概算で950万円。内訳は、加盟金300万円、保証金50万円、研修費30万円、車両費160万円(2トンの平ボデーか箱車)、ストック設備費300万円、植物や販促品など110万円。「既存のトラックを活用し、倉庫内に10坪程度の在庫置き場を確保できれば、半額程度でスタートを切れる。運送業は他業種からの参入よりも圧倒的に開業資金がかからない」。
     このビジネスの利点について天野氏は、「売上累積型」を挙げる。顧客の平均利用額は月に約1万円だが、「新規顧客の売上は、翌月以降、繰り返し累積される。契約を取れば取るほど安定して売上が増加していく仕組み」。1社の取引額は小さくても、毎月、積み上げていくことで莫大な利益が生み出されるという。
     「物流事業者さんは荷主や協力会社との繋がりが多く、既に取引先が山ほどあり、恵まれている。もちろん営業は必要だが、安定した売上が見込める。ぜひ、新たな収益の柱にしてほしい」。問い合わせは、電話03(3674)2611番。
    関連リンク→ グリーンポケット

     
     
     
     
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