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運送会社
輸送品質の充実化を最優先 マルエム運輸
2010年4月19日
【岡山県】医療用の特殊入浴設備を全国配送するマルエム運輸(岡山市東区)。「事業開始当時は限定免許でプロパン輸送を手掛けていたが、一般貨物への切り替えと同時に現在の輸送業務に携わるようになって35年ほどになる」と光本勝敏社長。沖縄から北海道まで文字通り、全国一円が事業エリアになっている。
医療分野では病院経営が厳しさを増しており、入浴設備などの買い替えペースにも影響が出ているという。
とはいえ、「4トン車1台に積み込む浴槽から周辺設備まで一式の値段は1500万円前後と高価で、しかも精密なパーツも多い」という製品の特性を踏まえ、輸送品質の高度化に向けて順次エアサス化も進めてきた。
早い段階でデジタコを搭載。安全輸送が大きな目的だったものの、「原油価格高騰のなかで大幅な燃費向上や、ドライバー管理の面でも貢献度は大きかった」と評価する。
Gマークも3年前に取得しているが、「帰り荷をもらう際に『おっ、Gマークか』とドライバーが、相手先から声を掛けられるケースもある」と、業界内では一定の浸透ぶりを感じていると話す。
かつては大型トラックで食品輸送などを手掛けた時期もあるというが、現在は地元・岡山に本拠を構える取引先メーカーの物流の一翼を担う立場として、全国各地の病院や老人ホームへの配送業務に傾注する。「業容拡大よりも、輸送品質の充実化を最優先していきたい」と話している。 -
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