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    セイコーコンテナ輸送 プロドライバーは「運転のみ」

    2010年10月5日

     
     
     

    【東京】セイコーコンテナ輸送(東京都品川区)の本社入り口には「セイコーコンテナ輸送、プロ集団の掟」と題した1枚の紙が貼られている。
     「無理せず、無駄せず、無茶もせず。慌てず、焦らず、頑張らず。当たり前の事を、当たり前の方法で、当たり前に遂行する。これぞセイコープロ集団」と筆書きされた内容は、岩切捷生社長の経営哲学を示すものだ。


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     同社は7月末、新型トラクタ5台を購入。増車は「3、4年ぶり」で、最近の円高進行による輸入コンテナの増大を見越した措置だ。「物量が増えた時、自社で対応できないことでお客様に迷惑を掛ける訳にはいかない」と話す。
     即戦力となるドライバーも採用した。だが、採用に当たり不安を抱えていた。「経験者は皆、他社のやり方で仕事してきた人たちで、プライドも持っている。うちのやり方を無視して、それぞれのやり方で仕事をされては困る」。
     不安感が高まり、目を覚ました夜、「うちのやり方はこれだ」と1枚の紙にその掟を書き記し、朝礼で社員全員に示した。「ドライバーは運転のプロとして雇ったわけだから、安全運転に徹しなさいということ。それ以上のことは求めない」と社長は力説する。
     この経営哲学を表しているのが、車両に積み込まれ、カバーが掛けられたままのジャッキ。購入時のままで未使用なのが分かる。「車両点検は整備士の仕事。ドライバーは一切しなくてよい」と話す同社長は、運転以外の仕事はそれぞれのプロに任せる方針を徹底。
     このほか、お客の荷発着場でドライバーが発してよい言葉は「おはようございます」「ありがとうございます」などのあいさつのみ。トラブルが発生した時は、その場で事務所に連絡を入れさせ、事務所が先方と連絡し解決する。
     しかし、運転には容赦しない。3か月に1度、ドライバーのチーム対抗レースを実施。デジタコによる運転技術の得点上位5人を班長に据えた5チームで競い、優勝チームに数十万円の賞金を渡す。
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    岩切社長
     2時間の運転に1回も休憩を取らなかった場合や急発進、空ぶかし、速度超過などは減点する。「首都高が混んでいて休憩が取れなかった」と抗議を受けることもあるが、同社長は「渋滞で休憩が取れそうもないと予想して、一般道に降りる判断をなぜしなかったのか。判断が甘い」と手厳しい。
     こうした取り組みの甲斐あって長年に渡り無事故・無違反を達成。2005年にはGマークの認定を受け、3度の更新もクリアした。同社長は「労務管理や車両管理など大変なことはあるが、プロ集団の掟はあくまでも大切に守り続けたい」と話す。
    ◎関連リンク→ セイコーコンテナ輸送株式会社

     
     
     
     
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