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    山紀 「100ー1はゼロ」輸送品質を徹底追求

    2011年2月25日

     
     
     

     病院・介護施設・小売店への共同配送などを展開してきた山紀(佐藤勝利社長、神奈川県相模原市)は今月、厚木市に「厚木物流センター」を開設。交通アクセスのよい立地で、今後の事業展開の新たな柱としていきたいとしている。


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     同センターの所在地は、同市長沼248。東名厚木インターや小田原厚木道路、国道1号、129号、246号などにアクセス良好の場所で、数年後の相模縦貫道開通で、さらなる利便性向上が見込まれる。延べ床面積9310平方mのA棟倉庫と延べ床面積803平方mのB棟倉庫があり、紙関連の物流を扱う。
     同社はこれまで、日用消費財メーカーなどの商品を関東1都6県の病院や介護施設などに共同配送する事業を拡大してきた。この共配に参加したメーカーを合わせると製品シェアの9割を占め、ほとんどの同業メーカーが同社の共配を利用している。
     特に病院は納品条件が非常に厳しく、レベルの高い輸送と、それを実現できるドライバー教育が必要になる。古い台車で納品しただけで、車輪の異音が患者の安静を乱すというクレームになりかねない。
     病院や介護施設では患者や入所者を最優先した対応が重要で、納品先の状況を理解し、いかに配慮できるかも重要だ。同社は納品先ごとの納品条件を記録したリストを用意し、「品質第一」にこだわり続けてきた。
     現在は方針に「100―1=0」を掲げている。これは「100人いて99人が法律・マナー・ルールを守っても残りの1人が守らなければ信用・信頼はゼロになる」「100通りの法律・マナー・ルールがあり、99通り守っても1つが守られなければ守ってないのと同じである」という意味だ。厳格なまでの品質へのこだわりが、新たな道を切り開いている。
    ◎関連リンク→ 株式会社山紀

     
     
     
     
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