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    ドーコン 冷凍・冷蔵混載で輸出促進

    2011年4月28日

     
     
     

     建設コンサル会社のドーコン(平野道夫社長、札幌市厚別区)は3月22日、農林水産品輸出課題解決プロジェクトとして昨年11月(秋季)と今年1月(冬季)に実施した「冷蔵・冷凍混載型低温輸送コンテナ共同輸出サービスシステム構築事業」の成果概要を発表した。
     中小・零細事業者が農水産品を輸出する際に抱えるコスト面や必要ロット数の解決策として、1本のコンテナで冷凍・冷蔵2種類の温度帯を創出し、輸出促進に寄与するシステムを構築することが目的。断熱材などで簡易な間仕切りを設けた冷蔵・冷凍混載型低温輸送コンテナにより、貯蔵温度帯が異なる商品を混載し、苫小牧港から釜山港を経由、香港港に試験輸出した。


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     秋季試験では外気温変化に伴い、庫内温度の大幅な変動を確認した。香港バイヤーによる輸出品の評価は「冷凍区画の魚介類は全サンプルが高品質。冷蔵区画の野菜は外気温の影響を受けやすい位置の一部のものは販売不可だが、94%が高品質」というものだった。
     冬季試験では内壁の断熱材を追加し、外気温の影響を軽減させたものの、バイヤーの評価は「厳冬期における活用可能性を検証したが、一部加工品を除き、冷蔵サンプルは品質を保てなかった」となった。
     同システムの運用により、コンテナの積載率向上、運賃の低減、生産者の輸出機会拡大などが期待されており、共同輸出サービスを利用すると、従来の冷蔵と冷凍のコンテナをそれぞれ仕立てる場合と比較し、30%以上のコスト削減が見込まれている。
     農水省の「平成22年度農山漁村6次産業化対策事業に係る農林水産物等輸出課題解決対策事業」として行われたもので、双日ロジスティクスが協力、ナラサキスタックス、積水化成品北海道、積水化成品工業などを委託先として行われた。
    ◎関連リンク→ 株式会社 ドーコン

     
     
     
     
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