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    原川倉庫運輸 トラックが広告媒体に、荷主の企業イメージ向上

    2011年8月5日

     
     
     

     原川倉庫運輸(原川久社長、静岡市駿河区)は、2009年1月から1年間、荷主企業である家電量販チェーンのイメージ広告を掲載したトラック20台を走行させ、荷主の企業イメージの向上に一役買った。また、広告費として計300万円を受け取り、輸送料以外の売り上げ確保にも結びついた。


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     同社が、デリバリー業務を行っているノジマ(野島廣司社長、横浜市中区)がその年に創立50周年を迎えたため、「ネームバリューを広げたい」と考えている荷主側に原川氏が提案。「広告費で燃料高騰分を少しでも吸収してもらいたい」とノジマ側もこれに応じた。普通車、2t、4t車以上の3区分で広告料金を設定、車種によって広告のサイズも変更した。広告デザインとシールの作成はノジマが行った。
     ただ、「荷主企業の広告をトラックに載せることには、メリットとデメリットの両方があった」(原川社長)という。家電の配送、設置業務を行うため、荷主の名前があれば配達先の受け入れが従来よりもスムーズになるが、荷主企業の看板を背負うことでドライバーの心理的負担が増すという。車両を止めて休憩する際、これまでよりも神経質にならざるを得ない。実際、当時のノジマのデリバリー業務を行っていた25社のうち、トラックに広告を掲載したのは半数以下にとどまった。
     同社では、広告貼付トラックを走行させるにあたり、広告掲載の意義と目的をドライバーに説明を行った。

     
     
     
     
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