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    アーバンエクスプレス 仕事に対する姿勢を重視

    2011年9月2日

     
     
     

    【東京】荷主の気持ちになって届けられるか、自分の荷物と考えられるか。「その気持ちの有無が、当社で働いてもらう上で最低条件であり、何より大切なことでもある」。2tと1tを中心に一般貨物と引っ越しを手掛けるアーバンエクスプレス(東京都足立区)の新井淳一社長はこう言い切る。
     同社長は、「当社の仕事は『A地点からB地点に届けるだけではない』という考えを理解できるドライバーを求め続けている」とし、「現在のメンバーはこの思いに共感してくれる人材がそろっている」と胸を張る。


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     仕事に対する気持ちと姿勢を重視する同社長は、従業員に繰り返し経営理念や社是、社訓を伝え、事務所内に掲げるのはもちろん、給料袋にも印刷するなど徹底している。「経営理念を絵に描いた餅にするのではなく、社員のみんなが心で理解できるように、浸透を図っている」という。
    0902ab2.jpg 「求人に応募してくるドライバーは大半が経験者。結束方法や積み方など、過去の経験や独自のノウハウを持っているが、当社の理念に沿ったやり方に変えてもらう」とし、「考え方が土台で、その上に技術や経験が積み重なっていけば良い」という。当然、理解できずに離れていったドライバーもいる。そこまでこだわる理由は、同社の社是に掲げられている「今、その仕事があることに感謝」に表われている。
     同社では配車業務を2人の女性担当者が回しているが、「荷主からの依頼はできるだけ断らないように、徹底的に車を探すように指導している」という。「同業者がたくさんある中で、なぜ当社に依頼してきてくれたのかを考えれば、断ることなどできない」からだ。
     「震災後に被災地へ部品を届ける仕事も受けたが、ドライバーから配送先で非常に感謝されたという話を聞き、引き受けて良かったと改めて実感した」という。「運送事業者として被災者のためにできることは、配送を依頼されたら必ず荷物を届けること。当たり前のことかもしれないが、日常の仕事をやり続けること自体も支援になるはず。これからも地道に頑張っていきたい」。
    ◎関連リンク→ 株式会社アーバンエクスプレス

     
     
     
     
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