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    あきば商会 デジタコ・ドラレコ一体型『タコドラ』発売

    2012年5月25日

     
     
     

     あきば商会(東京都足立区)は、ドラレコとデジタコの機能が一体となった車載器「タコドラ」を開発。このほど、デジタコとして国交省の型式認定を取得した。運行管理を効率化するシステムとして、トラック運送事業者に販売していく。
     車載器1台で全ての機能を備える一体型のメリットとして、同社特販1課の遠藤慎吾課長(写真中央)は、「当然だがドラレコ、デジタコを別々に導入するよりもコストを抑えることができる」と説明。「まずはデジタコを導入し、カメラは後から入れていくというやり方も可能」と、経営状況に合わせて導入計画を立てられるのも利点だ。管理側はパソコン1台で運用できる。


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     ドラレコ部分のベースとなるのは、OEMブランドとして全国の乗合バス会社を中心に2000台以上の導入実績がある同社の「クオリティービジョン」。同製品の特長である「常時録画」と、衝撃などのトリガーを感知した際に録画を開始する「イベント型」を併用できる点に加え、新機能「ハイブリッド・トリガー・システム(HTS)」を搭載している。
     これは、速度パルスとGセンサーの複合型トリガーで、Gセンサーだけでなく、速度の変化量も計測する。「高速道路の段差を誤認識したり、渋滞での急ブレーキを見逃したりすることがなくなる」(李浩氏、写真右)とし、「高精度な記録が可能になる」。ドラレコを導入しても、「ゴミデータばかりで活用できない」といったユーザーの声に応えたという。
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     トラックドライバーの経験を開発に活かしたという滝口靖氏(同左)は、これまでのドラレコの使われ方について、「管理者は忙しいので、全てのデータをチェックしている暇がない。危険運転のデータが、そのまま埋もれてしまっているケースも多かったと聞く」と指摘。
     「タコドラ」では、HTSによって記録された動画が「ヒヤリハットナビ」機能(特許出願中)により分析シートとして自動出力される。「その場で運転者と一緒に確認したり、社内で共有して安全教育に活かすなど、運転技術や意識の向上に役立てることができる」。
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     また、デジタコ部分に関しても、独自のノウハウを投入。ソフトウェア上で燃費やヒヤリハット件数が一目で確認できる「見える化パネル」(特許出願中)も付属している。さらに、安全やエコ運転への取り組みを評価するため、減点ではなく加点方式で評価する「グッドポイント」システムも搭載。同課長は、「これまでは不可抗力であっても運行開始直後に急ブレーキを踏んでしまうとその日は挽回できなかった。もちろん、その記録は残るが、それとは別に良い運転もしっかりと評価し、モチベーションの向上に繋げていこうというもの」。
     さらに、リアルタイム動態管理にも対応。これは、札幌ボデー工業(札幌市西区)が開発した運行管理システムを利用するもので、すでに1000台以上への導入実績がある。車両側から、現在地、走行距離、回転数、速度、温度・湿度などのデータを定期的に送信。管理側は必要な情報をリアルタイムで収集でき、運行管理に役立てられる。スマートフォンにも対応し、場所を問わず車両情報が確認できる。
     あきば商会では、「ユーザーの運用形態に合わせて様々なカスタマイズにも対応が可能」とし、「大手メーカーでは対応されないような細部の変更もご相談に乗る」としている。
    ◎関連リンク→ 株式会社あきば商会

     
     
     
     
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