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運送会社
新宮運送 節目で日めくりカレンダー制作「語り継ぎたい言葉」
2022年10月4日
今年11月に設立60周年を迎える新宮運送(木南一志社長、兵庫県たつの市)。「25年ごとの節目には記念式典を開いてきたが、今回はそれとは別」と同社長。代わりに「日めくりカレンダー」を制作し、グループ5社に所属する社員ら280人に配った。
「我らが歩む道」として、同グループは「第一に安全の道」「成長の道」「共に歩む道」「人生を幸福にする道」「後世に残す道」「ならではの道」「継続の道」という7つの誓いで構成する「同志心得」を掲げる。日めくりカレンダーは、そのうちの一つである「後世に残す道」にちなんで、将来に語り継ぎたい言葉が集められている。
「会社の還暦祝いにどうでしょうか…と声掛けしてもらった」(同社長)というPHP研究所が制作を担い、日めくりの31枚に書かれた文章やイラストは旧知の仲という漫画家で、近年は各種の講演会でも活躍する黒田クロ氏らの協力を得た。コロナ禍ということで、制作スタッフらとはズームによる打ち合わせを重ねて完成。記された言葉は「経営方針に従った内容でクロ氏に依頼し、それを基に自分が手を加えて仕上がった」(同)と話す。
心に残る言葉が詰まっているが、例えば23日を開くと毛筆で「できる人は道具を磨く」。その脇には「どんなに有名になってもイチローは、『道具を磨く』を自分との約束としてやり続けていた」と書かれている。
面白いのは、カレンダーの下部に設けられた「声に出して読めば○」「黙って読んだだけなら△」「両方できなかったら×」のいずれかを自分でチェックする欄。「同じ言葉に何度も触れることで、『これは違う』と思っていたことを納得するようになる。大切なのは繰り返しの習慣。安全面でいえば事故がないのが当たり前だが、なぜか世代が変わると同じトラブルや事故が起きる。安全教育は人間教育であり、基本を繰り返して人間力を高めることで防ぐことができる」(同)と話す。
◎関連リンク→ 株式会社新宮運送
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