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運送会社
藤倉運輸 健康経営に注力、野菜摂取など意識づけ
2022年10月11日
藤倉運輸(藤倉泰徳社長、東京都足立区)では、昨年から健康経営に力を入れているという。
今年からは、交通安全コンサルティングを行うベストセーフティ(石田ゆみ社長、同品川区)の協力を受け、カゴメが開発する「ベジチェック」という機器を使い、食生活について会社で話し合う機会を設けた。
「ベジチェック」は手のひらの反射光を読み取ることで、野菜摂取レベルが1~12の段階でわかる機器だ。すぐに結果がわかるため、ゲーム感覚で行えるため、取り組みやすい。その上、同社では社内でチームを作り、ベジチェックを継続的に測定することで、野菜摂取や健康に関して意識を持ち続けられるようにしている。
同社の健康経営を担当するのは、総務部の永江美奈子氏だ。同氏はかねて、福利厚生の業務として健康診断の通知に関わってきたが、要再検査の結果がでても、なかなか再検査を受けたがらないドライバーも多かったと振り返る。
しかし、野菜摂取など健康への意識づけを丁寧に行っていくことで、今年は積極的に健康診断や再検査の手続きが進んだという。
永江氏は「なにより社内で劇的にコミュニケーションが増えた」と話す。食事などプライベートな話題がのぼらなかった相手とも、食べたものや食事作りといった話をするようになったのだという。「あまり健康に気を使ったことのない印象だった人も、『お昼にコンビニでサラダを買うようになった』と報告があったりもした」と顔をほころばす。藤倉社長は「健康診断の結果が劇的に改善したというわけではないが、少しずつ改善の兆しを見せている。加えてドライバーの意識が変わってきた」と今回の取り組みの効果を感じており、「健康寿命を延ばす手助けになれば」としている。
同社では今後も社員のモチベーションアップにつながる健康経営の取り組みを、積極的に採り入れていく考えだ。
◎関連リンク→ 株式会社藤倉運輸
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