メインの運送事業とは別に、遺品整理事業も手がけるＳＡＪＩ（佐治伸一社長＝写真右、千葉県船橋市）ではこのほど、柳澤運送（柳澤照美社長＝同左、同習志野市）の柳澤淳一取締役が代表を務め、不用品を集めたバザーを開催するノイギーアと業務提携を締結、今後、遺品整理事業において協力していく。

遺品整理で遺品処理を行う同社の佐治社長と、不用品のバザーを開催するノイギーアの柳澤社長が、お互いの業務で相乗効果が得られることを確認、今回の遺品整理での提携へと結びついた。

両社では今後、特殊清掃の人員派遣など、相互に同事業を継続、相互協力していく方針だ。

ＳＡＪＩの佐治社長は、「明確な役割はまだ決まっていないが、今後、事業を進めながら決めていきたい」と話している。

遺品整理や生前整理などのような高齢者にスポットを当てた事業は今後、ますます高齢化が進む日本では需要増加が見込める事業といえる。

ノイギーアの柳澤社長は、「運送会社はトラックや倉庫を元々保有している分、高齢者の単身引っ越しや買い物代行、それに絡めた生前整理などの事業を始めやすい」とし、「お互いに相乗効果を出せていけたら」と話している。

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