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    中村商事・中村社長「がむしゃらに働いた2年間」

    2013年3月15日

     
     
     

     低温輸送を手掛ける中村商事(東京都江戸川区)。同社を率いる中村そよみ社長が先代からバトンを引き継いだのは2年前。当時は経理担当として会社を支えていた。「経営経験もなかったし、社員を守っていく器ではないと思い、2週間ぐらい死ぬ思いで悩み続けたが、いくら立ち止まったところで、会社もあるし、社員もいる、仕事もある。やるしかないと決断した」という。同社長はこの決意を、「人生で最大の決断だった」と話す。「独立して外で仕事をしていた息子が、私を支えるために帰って来てくれたのも心強かった」と目を細める。
     創業から25年あまり。「経営が厳しくご飯を食べられないぐらい辛い時期もあったが、なんとか乗り越えてきた」という。最大の危機は、信用していた弁護士に、2500万円もの大金を持ち逃げされたこと。「いま思うと私たちも若かった。特に主人は人を疑わない人だったから、100%信用してしまった」と冷静に語るが、負債返済への道のりは長く、「とにかく仕事をがんばった。本当に苦しい日々だった」と明かす。


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     このことがあったからこそ、「多少のことに動じなくなった。いい勉強になった」と笑う。「あれがなかったら、今でも正しい判断力がついていなかったかもしれない」とも。
     会社の成長を、「子どもが成長するのと同じ」とし、社長の妻として、そして現在では社長としてずっと見守ってきた。「まだまだ新米社長」というが、この1年半を「一度やると決断してからは、『絶対になんとかするんだ』と思ってがむしゃらにやってきた」と振り返る。
     現場を理解するために、すべての車両に横乗りし、実際のコースもまわった。主力の低温物流は温度管理などに細かな配慮を必要とするが、「社員が本当にうまくやってくれている」と現場には厚い信頼を置く。「私が社長になり、社員たちは戸惑ったと思う。むしろ、『あの社長だから、自分たちが何とかしないと』という気持ちがあるのではないか」とも。
     同社長は現在、セミナーに参加するなど、自身の経営者としての能力向上に注力している。「これまでは『守る』ことしか考えていなかったが、今後は荷主獲得のため、営業活動も積極的に行っていきたい」とし、「自分が100%納得できるよう、全てを投入したい」と前向きだ。
    ◎関連リンク→ 有限会社中村商事

     
     
     
     
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