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運送会社
トラスト・ウィン星社長「従業員の健康が最優先」
2013年3月29日
【東京】全車両にデジタコ、ドラレコを導入するなど、安全への意識が高いトラスト・ウィン(東京都狛江市)。同社の星惠子社長は、「ドライバーはいったん外に出ると目が離れてしまうが、法令を順守し、自らを守るためにも安全運転を心掛けてほしい」との考えから車載器導入を決めたという。東ト協のグリーン・エコプロジェクトにも参加しており、「燃費向上の効果も出ている」と付け加える。
アルコールチェッカーも義務化されるより早く、前倒しで導入。SAS検査もドライバー全員が受診している。「頑張っているドライバーに負担をかけないようにしたい」という思いから、「会社として出来る範囲のことは全てやっていく。従業員の健康が一番」というのが、同社長のポリシーだ。
立ち上げ当時からのメンバーが多いのも特長。入社時には初任者研修に派遣し、適性診断も全てのドライバーが2年に1回必ず受けている。これらの取り組みが奏功し、「事故はほとんどない」と胸を張る。
また、別会社として福祉関連の職業訓練校も運営。開講しているのは介護現場で活躍できるスタッフを育成する「介護職員基礎研修」で、神奈川県の認定も受けており、就職支援まで行っている。
「ヘルパーの数が足りない」というニーズに沿って始めた事業で、現在4期目に突入。「良い人材を育てたい」と意気込んでおり、車いすの輸送や福祉施設の引っ越しといった本業の運送事業への波及効果もあるという。
「従業員はもちろん、顧客や関連事業で関わる人も含め、長くお付き合いしてくれる人が多い」と同社長。創業からの道のりを振り返り、「人に支えられてここまで来た。巡り合わせに本当に恵まれている」としみじみ。「何が大切と問われたら『人』しか思い浮かばない」と話す。
今後については、「できる限り待遇を見直し、従業員が意欲的にがんばれる環境を作りたい。手待ち時間を減らして効率を上げるなど、従業員のさらなる生活の安定も図っていきたい」と展望する。
◎関連リンク→ 株式会社トラスト・ウィン -
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