【福井】ＨＯＰＥ（西勇樹社長、坂井市）はこのほど旧武生支店（越前市）を同市内杉崎町へ移転。新たに物流倉庫も備えた「越前支店」としてその営業を開始した。

同施設は施設面積が約１１００坪で４２０坪の倉庫と６０坪ほどのオフィス棟で構成され、壁面にあつらえた「ＨＯＰＥ」のロゴは夜間にバックライトで浮かびあがる仕様。倉庫では移動式ラックの導入で従来に比べて１.５倍ほどの保管効率の向上を実現し、ドライブスルー型のトラック駐車スペースを倉庫内に設けることで天候に左右されない安定した荷物の出し入れを可能とした。

西社長は取材に応じ、自らが深く関わった同施設について「社員同士のコミュニケーション向上と若手社員の勉強の場としたい」との考えから多くの面積をあてた休憩室や「事務所というより、家というイメージで」と話す内装のあたたかみあるつくりに言及。稼働開始直後だが社長のそんな思いは形となってあらわれているようで、「さっそく休憩室が騒がしい」との手応えにふれて笑顔を見せる。

今後については社内外におけるイメージ向上といった波及効果に期待を寄せ、同支店を起点としたさらなる事業展開に意欲。「多くの応援をいただけた」とする各方面の関係者に対しては謝意を表明したうえでその思いにふれ、「『安全で返していくしかない』と考えている」と力強く語っている。

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