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    宅配水のアクアクララ 圧倒的なシェアを確保

    2013年10月25日

     
     
     

     宅配水業界大手のアクアクララは、ミネラルウォーター市場の伸長とともに事業を拡大。業界で初めて、CMや広告宣伝、販促活動などを幅広く展開し、2000年代半ば以降から2ケタ成長を遂げている。
     同年代後半にミネラルウォーター市場は頭打ちになるも、宅配水市場は成長し、震災や原発事故の影響下でもユーザーが増加。知名度に勝る同社は、いまなお圧倒的なシェアを確保している。
     同社では二つの契約タイプでフランチャイズ制を敷いている。自ら製造プラントを持って事業を行うのが「アクアクララパートナー(AP)」で、製造、販売、営業の全てを自社で手がけるスタイル。現在、全国に93社あるという。一方、プラントを持たずに「代理店」としての営業と配送を行うのが、「アクアショップ」で、50社がこの契約を結んでいる。そのほか、APと代理店契約を結ぶ「二次代理店」も存在する。


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     多くの場合、まずは「アクアショップ」からのスタート。初期投資として、加盟金と保証金がそれぞれ25万円。サーバーやボトルなどの商品は同社から仕入れ、代理店が責任を持って在庫管理を行う仕組み。
     重要なのは営業活動だが、経営戦略室の黒澤好伸主任は、「乳販店やLPG販売、新聞販売など、配送の基盤があると強い」と説明。引っ越しや宅配、ネットスーパーの配送など、個人宅との接点が多い運送事業者にも強みがあると言えそうだ。
     ワンボックスカーでの配送がメーン。「1回の注文でボトル3、4本を配送する」とし、「営業力があれば、顧客が順調に増加し、サーバーの設置も増えてくる」という。同氏は「1000件の顧客が獲得できれば黒字化が見込める」とし、その規模だと「営業兼配送員2人、業務スタッフ1人で、粗利率は約60%」と事業イメージを説明する。
     品質に関する対策も万全で、「『アクアクララクオリティマネジメントシステム(AQMS)』という品質に関するシステムを構築している。「代理店の方に参加してもらい、衛生管理などの指導を行っている。技術部門のスタッフが代理店を訪問し、監査を行うこともある」。
     マナーの向上にも注力。配送員を「アクアポーター」と呼ぶことで意識の向上を図っている。「2年前から、当社の代表自ら全国をまわり、各地でセミナーを開催している」という取り組みも。
     また、営業活動に関しては、各地のスーパーバイザーがサポート。本部によるCMやキャンペーンも充実しており、「本部にお申し込みが来たものは、近隣の代理店にご紹介する」という。
     需要増に伴い、福岡県中間市と埼玉県熊谷市にプラントを新設するなど、事業は好調。同主任は、「ぜひ一度、事業説明会にお越しいただきたい」と呼び掛ける。
    ◎関連リンク→ アクアクララ株式会社

     
     
     
     
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