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    西大寺運送 デザイナー交えて製作、技アリのユニフォーム

    2014年1月10日

     
     
     

     西大寺運送(入倉栄作社長、岡山市東区)はこのほど、創業60周年を記念して完全オリジナルのユニフォームを製作した。従来は企業のイメージカラー(緑・白・赤)の一つである緑一色の既製品を使用してきたが、オリジナルではネイビーを加えた4色を採用。「遠くからでも当社の社員であることがわかる」というコンセプトを満たす出来栄えとなった。
     半年がかりの打ち合わせ会議にはユニフォーム製造のアリオカ(倉敷市)の担当者と同社のデザイナー、西大寺運送からは入倉社長と現場を知る若手の男女4人も加わった。「例えば、単に緑色といっても微妙に濃淡が違えば印象も変わるわけで、買い上げた生地をそれぞれの指定カラーに染め上げるところから着手した」(入倉社長)というこだわりよう。


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     上着の上腕部には記念の60年と、同100年という次のステップへの意思を示したワッペンを貼付。また、反対側の上腕部に設けたポケットは頻繁に使う太いマジックが入るサイズを確保したほか、チャックやボタンなどの金属品を表に出さないことで安全面にも配慮。「ズボンのポケット内部はスマートフォンが収納できる二重構造にした」(同)と、現場重視の工夫を随所に凝らしている。
     一方、企業カラーの3色に追加して採用したネイビーは汚れやすい部分を中心に使用。上着の胸部分に斜めの切り替えがあるタイプは既製品ではほとんど見られないようで、完全オリジナルの雰囲気を漂わせる。約140人いる社員の平均年齢は35歳前後だが、この先の人材確保も踏まえて「若者が着たくなるようなユニフォームをめざした」(同)という。来夏をめどに新しいタイプのポロシャツも作る計画だ。
    ◎関連リンク→ 西大寺運送有限会社

     
     
     
     
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