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運送会社
飯尾運輸 独自採用で人材確保
2023年9月15日
【兵庫】飯尾運輸(川西市)は、兵庫県社会人サッカーリーグ2部で活躍中のFC SONHO(ソニオ)KAWANISHIとトップパートナー契約を締結した。
飯尾栄治社長は、「地域貢献を考えていたところ、チームの方と知り合い意気投合した。選手を正社員として採用し、サッカーをやりながら、ドライバーの仕事や当社のPR活動をしてもらう」と説明。「仕事をしながら夢を追う人を応援したい」と語る。
また、同社長自身が鍛えた肉体を競い合う「フィジーク」の大会に出場するなど筋トレが趣味ということで、「筋トレ採用枠」も検討。「スポーツジムの法人契約やプロテイン・サプリの提供など、サッカー選手も含めてサポートを行っていきたい」という。
同社長は、「当社の採用は、業界未経験者が中心。人材不足が嘆かれている業界で、従来の方法で人を確保できないなら別の方法で自社の特色をアピールしていくしかない」と語る。
人材定着について同社長は、「当社では、時間給制に加えて加点方式の評価制度を導入している。会社行事への出席なども加点対象で、評価項目で会社の意思を伝え、日頃のコミュニケーションも含めて社員への教育を行っている」と説明する。
また、同社は、ISO39001に加え、健康経営優良法人や働きやすい職場認証制度二つ星なども取得している。飯尾社長は、「第3者からの『ちゃんとやっている』という評価は大きい。最近、少しずつ効果を実感している」と話し、「働きやすい職場認証制度は三つ星取得も目指している。自社のアピールにつながれば」と意気込む。
同社長は、「2024年問題で運送業界は、正念場を迎える。会社からドライバーに思いを発信しておかないと離れていくだろう。当社も踏ん張って、筋トレ採用枠やサッカー選手育成枠を積極的に運用していく」と今後の抱負について語った。
◎関連リンク→ 株式会社飯尾運輸
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