【岐阜・愛知】山商運輸（小竹逸代社長、岐阜県可児市）はこのほど点在していた名古屋エリアにおける各拠点を集約した新名古屋営業所を愛知県弥富市内に開設し、その稼働を開始した。

８月２６日に行われた竣工式ではこれまでをまとめた動画が流され、関係者らへ完成に至るまでの経緯をわかりやすい形で発信。あいさつでは小竹社長がこの日までの紆余曲折と感謝、そして同施設を起点としたさらなる事業発展に言及した。

建屋は主に整備、倉庫、オフィスのエリアで構成され、２階には70人ほどが収容可能なミーティングルームも設置。「視覚的な効果に期待した」との考えから外壁には「安全第一」の文字が大きく掲げられ、さらに歩行帯の設定や出発前点検等に配慮した足元まで照らす照明などで安全確保を強く意識したつくりともなっている。

「働きやすさと効率化を追求した」とする新拠点ではそのコンセプトの通り、風呂、テレビ、仮眠が取りやすいカーテン、バリアフリー等の導入で環境を整備。またトイレでは利用者をオリジナルキャラクターが出迎えるなど、山商運輸ならではのカラーも織り交ぜた。

新名古屋営業所について、取材に応じた小竹社長は「荷物の一時保管に加えて海や空へのパイプとしての役割のほか、整備部門では外部からの依頼も受けていきたい」とコメント。およそ９７０坪の敷地は半分ほどがまだ残っており、業務拡大や新規事業用の新たなステージとしての活用が見込まれる。

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