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運送会社
石硝運輸 海上輸送に切り替えCO2排出量を削減
2023年10月11日
石塚硝子の物流子会社として、製ビン・ペットボトル用プリフォーム等、容器の輸配送機能を担う石硝運輸(山下登社長、愛知県岩倉市)は、従来の陸送スタイルを見直し、船舶を利用した輸送に切り替えることで、CO2排出量の削減を実現している。
昨年4月には、再生ペット原料「ベール」集荷地の姫路市網干区から配達地である茨城県猿島郡の遠東石塚グリーンペット(略称FIGP)の工場まで、662キロの陸送を海上輸送に転換。大阪堺泉北港~千葉中央港間で貨物専用フェリー(RORO船)を活用して陸送距離を3分の1に減らすことを提案し、FIGPの「サステナブルな社会の実現に貢献する」という使命にも合致する取り組みとして進めた。
営業部の武田良人次長によると、CO2排出量を年間4.12トン(▲21.7%)削減、運転時間を192時間(▲75%)削減し、輸送トンキロについても大幅な削減に成功。新たに、北九州からの陸送1109キロも、新門司港から東京港まで海上輸送することにより、CO2排出量を60.8%削減する試算を出している。
同社では、今後もモーダルシフトを進めていく考えで、全国の協力会社と情報交換をしながら輸送の問題を解決、脱炭素へ貢献していきたいとしている。
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