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運送会社
サイショウ・エクスプレス 短いPR動画に反響「未経験でもできるかも」
2023年10月27日
健康経営に注力するサイショウ・エクスプレス(齋藤敦士社長、東京都江東区)では、業界未経験者が従業員のほとんどを占める。齋藤社長は物流業界の担い手不足について、「ドライバーのパイを増やすには未経験者からの採用を増やすべき」と語る。
同社では新卒採用は取り込みにくいと判断し、第二新卒以上で異業種の求職者に魅力を感じてもらう方向に舵を切ったという。
「未経験者の、ドライバーに対するハードルを下げることが必要だった」と話す齋藤社長。
その戦略として齋藤社長が考案したのが、20~30秒ほどの同社PR動画だ。動画撮影・編集は外注へ依頼しているという。
齋藤社長は、「求人広告に長い文章を載せても見てもらえない」とし、「映像はリアリティーがある。ドライバー未経験の自分でもできるかも、と働く姿をイメージしてもらえる」と話す。
会社の魅力をおさめた数十秒のPR動画を、同社公式SNSやホームページ等に掲載している。掲載後、PR動画の影響は顕著に表れ、数十の応募があったと明かす。
実際、元ホテルマンで、現在同社でドライバーとして勤める丸山時空さんは、「ホームページや求人サイトから、健康経営、免許取得の補助制度のことや未経験者が多いという情報を見て、ここなら安心して働けると思った」と話す。
また「ホームページがずっと更新されていないのは求職者も見ている」と話す齋藤社長は、更新頻度も重要視し、広報担当者がブログやSNSの更新を徹底している。齋藤社長は、「当社を知ってもらう種まきとして、今後も映像を活用していきたい」と話している。
◎関連リンク→ サイショウ・エクスプレス株式会社
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