医薬品物流をメインに展開するオール・ワン（山本健雄社長、大阪市住之江区）は１０月１４日、第５回の安全大会を開催した。

本社事務所で行われた安全大会は、参加者全員による社是と経営方針の唱和からスタート。その後、座学として行政書士の吉谷錦洙氏による事故検証や、いすゞ自動車近畿の髙畑光一・摂津支店長と喜多秀範課長による正しい日常点検についての講演が行われ、事故検証では、実際のドラレコの映像を見ながら意見を出し合い、安全を何より最優先するということを再確認した。実技の時間では、テールゲートリフター講習や実際にトラックを使っての日常点検、さらに２４ＳＹＳＴＥＭタイヤサービスの山本健二氏と日本ミシュランタイヤの中村健太郎氏によるタイヤチェーンの脱着についての指導などを受けた。

安全への取り組みを徹底している同社は創業以来、毎年秋に安全大会を開催してきたが、今年の４月にＩＳＯ３９０００１認証を取得したこともあり、今年から春秋年２回開催に変更。山本社長は、「ＩＳＯは、ＰＤＣＡの繰り返しにより改善していくことで、課題解決につなげるという趣旨に賛同して取得した」と振り返り、安全大会の内容については、「『凡事徹底の大切さ』を意識して、毎年、基本の繰り返しを徹底している」と説明する。

「運行前点検など、お客様が見ていないところ、そこがちゃんと出来ていないと、見えるところもちゃんと出来るはずがない。そういうことを踏まえて、今年は安全に加えて『車両美化』についても評価制度を実施した」と語る山本社長。「会社の取り組みは、トラックに表れると思う。『車両は会社のかがみ』であり、お客様から組織として評価して頂き、選ばれる基準になるためにこれからも取り組んでいきたい」と意気込みを語った。

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