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運送会社
ヤマスイ 大型車で七尾市へ生活水運ぶ
2024年3月18日
【岡山】山本水産輸送(山本貢一社長、岡山市中区)を中核とする8社で構成するヤマスイグループは1月31日、生活・飲料水などを満載した大型トラックを能登半島地震の被災地に向けて出発させた。当初は同24日の夜に岡山を出て翌25日の朝に到着する計画だったが、西日本や北陸などで平年の3倍を超える大雪となったことで延期を余儀なくされていた。
食品輸送を主力とする立場から、現地で家畜用の水不足が懸念されるとの情報を素早くキャッチ。石川県七尾市では水道の仮復旧まで2か月以上かかるとの見通しが公表されており、「飲料水とは別に、酪農や暮らしにも欠かせない生活用水を届けたいと考えた」と山本社長。
水の搬送用に活用してもらうため、アドブルーの製造部門(オプティ岡山)を持つ遠藤運輸(遠藤博道社長、和気郡和気町)が1kLタンク10個を寄付。また、ヤマスイグループの輸送協力会社およそ10社から届けられた飲料水(550mlペットボトルおよそ7000本)やカップめん、寝袋、エア枕なども積み合わせた。
「雪の影響で遅れたが、現地の状況を考えれば一刻も早く届けたいと思っていた」と社長自らがハンドルを握り、執行役員の本荘祥仁氏も同乗。31日の夜に出発した大型トラックは翌朝、七尾市が指定した港湾地区のテント上屋に到着した。
◎関連リンク→ ヤマスイグループ
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