【岡山】凪物流（凪秀樹社長、岡山市中区）は年内をめどに、愛知県内で中部営業所を開設する。現在は行政手続きの申請中で、稼働すればトラックを配置する実運送の拠点として５か所目となる。当面は大型５台を置く予定で、ドライバーは現地採用する。

既存荷主からの要請に加え、同県内の企業と新規取引が始まったことで進出を決めた。静岡～関西間の自動車部品輸送が主力業務となるが、将来的には「保管施設を確保し、中部物流センターとして機能させたい」と凪社長。

一方、地元岡山では「岡山北物流センター」（仮称＝岡山市北区）の開設に向けて現在、造成工事を進めている段階。およそ４０００坪の土地に２棟（６室）、延べ床２０００坪の倉庫を建設するもので、来年度中の稼働をめざす。完成すれば同社の保管能力は岡山、奈良の両県で延べ約５０００坪（８か所）に広がる。

１６０台の車両を保有する同社は近年、ドライバーの働く環境の改善にも力を入れてきた。また、トレーラ部門でボルボ製の車両を導入するなど、この先のリクルート面を意識した設備投資も進めており、今春にはスカニア製のトラック（単車）も初めて投入している。

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