【静岡】ダイコー商運（桑原陽一社長＝写真右、浜松市中央区）では予備自衛官の雇用を継続しており、このたびその協力に対して自衛隊静岡地方協力本部から感謝状が贈られた。

予備自衛官は坂元美津巳ドライバーで、同社の富士営業所で勤務。１０年前にキャリアカーの経験を持つ坂元氏を同協力本部が桑原社長へと紹介し、当時マンパワー不足を感じていたという富士エリアに最適な人材として、雇用を決めた。

予備自衛官とは通常の社会生活を送りながら、有事の際には自衛官として出動する特別職で、災害発生時でも避難住民の救護や誘導などで活動。雇用する企業側では有事を含め、随時行われる訓練参加への理解と業務的な配慮が必要となる。

桑原社長は予備自衛官の受け入れに関して、「東日本の震災の時に思うような協力活動ができず忸怩たる思いがあったので、自社の予備自衛官がそんな災害現場で活躍してくれるのはありがたい」とその意義に言及。今後についても「ご縁があれば」と関連の雇用に前向きな姿勢を見せており、社会への協力と貢献が認められた今回の表彰にも感謝の思いをのぞかせた。

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