-
運送会社
林運送 デザイントラックで観光PR、豪商のまち松阪を描く
2025年11月28日New!!
【三重】林運送(林泰司社長、松阪市)は、地元・松阪市や三重県の魅力を発信するデザイントラックを運行している。地域の歴史や観光資源を車体いっぱいに描いたPR車両は見た目のインパクトも大きく、安全運転や企業のブランディングにも一役買っている。
松阪市のPRトラックには、豪商のまちとして知られる松阪の歴史や名産品、地元イベントがデザインされている。車体の側面一面に配されたのは、浮世絵師・歌川広重による錦絵。江戸時代、伊勢商人が多く店を構えた日本橋・大伝馬町一丁目のにぎわいを描いたもので、江戸で活躍した伊勢出身の商人たちの存在感を伝える。SNSを通じて韓国のユーチューバーに取り上げられ、国外にも広く発信された。
さらに、地元の名産・松阪牛をテーマにしたデザインや、松阪市を舞台にした県唯一のフルマラソン「松阪マラソン」を描いた車両も導入。松阪牛の絵は公募によって選ばれたもので、地域参加型の取り組みにもつながっている。

このほか、同社は三重県5地域(北勢・伊賀・中勢・南勢・東紀州)の魅力をPRするトラックも製作した。熊野の花火、二見岩、伊賀上野城、御在所ロープウェイ、松阪肉といった県の多様な魅力を1台に凝縮し、主に関西~関東間を運行中だ。
こうしたPRトラックには実用的な効果もある。林社長は「目を引くからこそ安全運転を心がけるようになる」と話すほか、「汚れが目立ちにくく、苦情が来ない」といった利点も。運行開始から5年以上経過している車両もあり、今後は新たなデザインへの更新も検討しているという。
◎関連リンク→ 林運送有限会社
関連記事
-
-
-
-
「運送会社」の 月別記事一覧
-
「運送会社」の新着記事
-
物流メルマガ










