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    東陸運輸 高齢ドライバーの活用

    2015年12月11日

     
     
     

     「年齢を基準にして配置換えや仕事内容を見直すことはない」と、きっぱり話すのは東陸運輸(埼玉県蕨市)の道川裕三社長。「ドライバーの定着率が良い半面、ベテランも増えてきている」いう同社には現在、60代のドライバー9人が勤務している。
     同社長が年齢を理由にした配置換えを行わないのには、理由がある。「年齢にかかわりなく、能力がある人には仕事を続けて欲しいし、長年働いてくれた人が、年齢が上がったときに急に配置換えになって働きにくくしてしまっては、良い職場とはいえないのではないか」と指摘する。
     高齢で配置換えとなる場合、給料も目減りしてしまうケースも少なくない。同社長は、「給料の面でも働きにくさを感じるドライバーもいるだろうし、長年慣れた仕事だからこそ続けられる側面もある」と言い、同社のドライバーは基本的には本人の申し出があるまでは同じ仕事を続けている。


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     一方で、「体力や体調の変化には、こちらが気をつけてあげないと」と、年齢が上がればその分ケアも必要なようだ。「日頃のコミュニケーションのなかで、体調の変化や仕事の様子も把握するよう努めている」。
     「今年の2月にも、白内障の手術をしたドライバーがいる」と同社長。荷主の理解も得て、このドライバーは現在、休養前と同じ仕事を継続できているという。
     年齢で線引きをしないことが、安心して体調の変化や不調を話せる環境につながっており、ライバーの休養に配慮を示す荷主も増えている。「ドライバー不足が進むなかで、長年勤めてくれる社員を大切にすることは益々重要になる」と同社長。「安全に、長く働いてもらえる環境づくりを続けていきたい」と話す。

     
     
     
     
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