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    萌運輸 トレーラ輸送を開始、「軽からトレーラまで」保有

    2016年3月18日

     
     
     

     【北海道】萠運輸(近澤洋太社長、苫小牧市)では、本社でトラクターヘッドを初めて1台導入し、昨年12月からトレーラによる加工食品の輸送業務を開始した。
     港湾物流の街・苫小牧では大型の車両による大量輸送を手がけるトラック運送会社が多い。そんななか、先代にあたる近藤社長の父親が赤帽で軽貨物1台から事業を始めた経緯がある同社では、軽から2トン・4トン車をそろえ、「小さな車両で小回りのきく業務」が得意としていた。2トン・4トンの箱車をベースに軽自動車、2トン・4トンの平車と合計11台を保有していたが、このほど、これにトレーラが加わった。「軽からトレーラまで」という車両保有状況は、非常に珍しいといわれる。
     同社はカンボジアにリサイクル店を立ち上げており、リユース品を集めて毎月、海上コンテナ2本程度を輸出している。その際、倉庫にトレーラが出入りしていたため、トレーラは身近な存在ではあったが、自社で手がけるまでにはいかなかった。


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     近澤社長は、「萠運輸といえば2トン・4トンで雑貨中心というイメージがあるなか、元請けから『トレーラの勉強をしないか』と声をかけていただいた。ほかにもドレージ業務などのオーダーをいただいており、ドライバーが確保でき次第、運行の回転率を増やし、トラクターヘッドの増車やシャシーの導入も行いたい。ヘッドは3台くらいまで増やしたい」と話す。
     近澤社長をはじめ、けん引免許を持っているドライバーはいたが、「多くはペーパードライバー」となり、これまではそれを生かすことができなかった。今後は「軽から小型・中型車、大型・トレーラまで、プロドライバーとしてステップアップできる環境にしていきたい」とする一方で、「赤帽の小口輸送が会社の根底にあるので、軽貨物にはこだわる。大きな車両を増やしていったとしても、軽貨物は今後も続けていく」と語っている。
    ◎関連リンク→ 株式会社萌運輸

     
     
     
     
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