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運送会社
大塚運輸 家具配送ナンバーワンへ
2016年7月15日
【千葉】「『家具の配送で、千葉県なら大塚運輸』と言われる会社にしたい」――。大塚運輸(大塚裕正社長、千葉市緑区)の大塚孝正専務は将来の目標について、こう話す。
大塚専務は高校を卒業後、自動車関係の専門学校で整備を学び、大手物流会社に就職した。そこでは主に、構内で鋼材などの重量物を輸送するCP車の整備を担当した。タイヤ交換をはじめ、車両のメンテナンスを任されていたが、「メンテナンスを行った後、車両が無事に荷物を運んでいく姿をみると、何ともいえぬ安堵感と達成感を覚えた」という。「職場環境もよく、仕事も楽しくて本当にやりがいがあった」と振り返るが、その一方で、父親が経営する同社の存在は常に頭の片隅にあった。「長男のため、いつかは…と考えてはいたが先送りにしていた」という同専務は、悩みぬいた結果、30歳までに同社に入社することを決断し、昨年3月に上司に退職を伝えた。経験も積み、それなりの地位にもあっただけに上司や同僚からの慰留もあったが、9年間勤めた会社を昨年6月に退社し、同7月に大塚運輸に入社した。
自信を持って入社した同専務だったが、いざとなると分からないことだらけで「こんなに何もできないのかと、自分の非力さを痛感した」という。やりがいを感じるどころか打ちのめされ落ち込んだが、「人の2倍働くことを自分に課している」という持ち前のバイタリティで、一つひとつ問題をクリアしてきた。家具の入出庫作業や伝票の管理に追われている毎日だが、「できることも増え、徐々にやりがいを感じられるようになってきた」という。
今年1月に専務に就任したが、「まだまだ知識や経験も不足していて未熟過ぎる。入社から10か月が経つが、自分の仕事が100と考えると、30%しかできていない」と自身を厳しく評価する。「仕事をしていて、まだまだ無駄な部分もあり、そこを改善していければ会社はよくなっていく。輸送品質を高め、家具輸送に特化し、早く会社を軌道に乗せていきたい」と抱負を語る。関連記事
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