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運送会社
淡路共正陸運 ラッピング車両でPR
2016年8月9日
【兵庫】 鳴門海峡の「渦潮」の世界遺産登録に向けて理解を深め、機運を醸成するために洲本市の文化体育館文化ホールで7月2日に渦潮世界遺産推進フォーラムが開かれたが、同ホールの専用駐車場には左右と後部のボディー3面に大迫力の大渦が描かれたラッピング・トラックが登場し、来場者らの注目を集めていた。
同車両を製作したのは、同市に本拠を構える淡路共正陸運。同社の尾上昌史社長は全国各地にある淡友会(淡路島の出身者で組織)の本部ともいえる淡友会淡路の会長を務めているが、同会が渦潮世界遺産推進交流懇談会のメンバーに名を連ねていることもあり、「全国を走り回るトラックにラッピングを施すことで渦潮の素晴らしさをアピールできると考え、提案させてもらった。地域を挙げた取り組みであり、できるだけの協力をしていきたい」(同社長)という。
瀬戸内海と太平洋を結ぶ海峡で発生する鳴門の渦潮は、兵庫県南あわじ市と徳島県鳴門市の間に位置する。春と秋の大潮の時期には直径が約20mに達するものが見られるなど、世界でも屈指の大きさといわれている。
今回、同社が自費で製作したラッピング・トラックは総重量25トンのウイング車と、同冷凍ウイング車。ウイング車は淡路島―東京間の定期便に就く一方、冷凍車は地元名産の野菜類を積んで全国に向けて走る予定。「PR用の〝増車〟要請があれば対応する考えもある」(同)としている。
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