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運送会社
群馬通商 プリントトラックが出発、県内をメインに啓発
2017年10月6日
【群馬】群馬通商(新山浩通社長、伊勢崎市)は、6月13日付でトラックなどのボディープリントをメインに行うG-cube(本城元康社長、同)を立ち上げた。「夏の県民交通安全運動」に先立ち、上毛三山やご当地キャラクターをあしらったプリントトラックを製作した。
同市内から眺める赤城山などの景色に、群馬県警のシンボルマスコット「上州くん」と「みやまちゃん」がプリントされたトラックは、7月5日にお披露目式を開催。同社の本城社長は、「子どもらからも、『可愛い』と好評だった」と目を細める。
同運動に合わせた出動式は8月11日に行われ、白バイの先導で市内を周回。「子どもらが1日警察署長を務めてくれたり、ご当地キャラクターのぐんまちゃんが駆けつけてくれたりと、地域の方々の応援をたくさんいただいた」と当日の様子を語る。「このトラックはこれから県内をメーンに走り、啓発に努める」
「強みはデザイン力」という同社は、プロのカメラマンやデザイナーも参画しており、「プロ集団として、ユーザーの要望に応えていく」と話す。トラックにプリントする場合、前後左右、斜めの5方向から車体の写真を撮影し、デザインをはめ込んだ参考イメージを作成。「ほぼそのまま完成品になるのでイメージしやすい」と説明する。「デザインによっては、板金での塗装と組み合わせるなど、最適な方法を提案する」という。
デザインを持ち込めば、プリント位置などのレイアウトを確認し、「ゴーサインが出てから、最短で3泊4日ほどで完成する」という。「プリントのために運行は止められない。なるべく早くお渡しできるように努める」と物流企業ならではの心遣いが垣間見える。「デザイン案がない場合は、テーマなどをお聞きして、当社のデザイナーが提案することも可能」と、デザイン力を強調する。
同社のプリントスペースは、車両整備機能も併せ持つ。「プリントだけではなく、トラックや乗用車などの車両全般について、トータルでサポートしていく」と語る。この他にも、BtoBの会員制マッチングサイトも運営する予定で、「物流に関するあらゆる情報を公開する掲示板として利用していただけたら」と語る。
「まずは伊勢崎の活性化を目指す」と意気込む本城社長。今後は、「観光名所や名産品などをプリントしたトラックを関東圏など県外へ走らせ、地域貢献につなげたい」と語る。「プリントはあくまでツールの一つ。届けたいのは、『プリントの先にあるもの』」とし、「ユーザーが望む以上のことを提供し、喜んでいただきたい」と思いの丈を語る。「グループ会社一丸となって、目標に向かって進んでいきたい」と締めくくった。
◎関連リンク→ 群馬通商株式会社
◎関連リンク→ トラックデザイン通信関連記事
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