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運送会社
飯尾運輸 DPF洗浄サービスを展開
2017年10月23日
飯尾運輸(兵庫県川西市)は、小林商会(千葉県匝瑳市)が開発したDPFに付着したPM物質などを特殊溶剤と専用装置を用いて洗い流す「ディーゼルエイドDPクリーンシステム」を導入し、DPF洗浄サービスを展開している。
同システムは、装置内に入れたクリーナー(溶剤)をポンプによって循環させ、汚れを浮かせた上で、水とエアで洗い流すというもの。飯尾栄治社長(写真)は、「通常の洗浄では落とし切れないアッシュなどの汚れも溶かして効果的に除去する」とし、「触媒を傷める心配もなく、浸け置き洗浄に比べると溶剤の量や時間も大幅に圧縮できる」と自信を示す。
同社長は、「コースや乗り方にもよるが、2〜3年で詰まってしまうDPFは少なくない。ストップ&ゴーの多いコンビニ配送車両などならなおさら。長距離運行の車両でも、詰まりに悩んでいる経営者は存在する」と説明。「運行中に強制再生が始まると、時間に追われているドライバーは非常に困る。そういったことのないよう、定期的な洗浄を提案していきたい」と同サービスの意義をアピールする。
最大のPRポイントはコスト面だ。洗浄料金の目安は、2トン車13万円、4トン車14万円、大型車18万円。「これまではDPFが目詰まりを起こすと、抜本的な改善を望めば新品への交換を余儀なくされていた。40万円からモノによっては100万円もの出費になることもあった」と指摘。「この洗浄システムなら、ほぼ新品のレベルに戻せる上、コストは3分の1以下に抑えられる」と訴える。
同社では、サービス開始にあたり専従の担当者を配置。現在、関西一円をエリアに月10件程度の施工を手がけている。飯尾社長は、「これまでは、詰まったら最後、新品に交換するしか解決策がなかったので、ユーザーのみなさんには喜んで頂いており、リピートの依頼も多い」とし、さらなるサービス拡大へ向けて意気込んでいる。
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